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韓国ドラマが好きになってからのこのごろ


by biancorossa

「力道山」

関係ありませんが、今朝指を思いっきり切りました(泣)
寝ぼけてたのと、メガネかけてなかったのとで、
パンの代わりに・・・(恐)

しかし、この映画は、
それ以上に痛いシーンがいっぱいでした。




かろうじて(?笑)生まれる前の話。
力道山の名前は知っていても、
どういう顔なのか、思い浮かばない。
街頭テレビに人々が群がり、
子供から大人までの視線を釘付けにした人物という印象しかなかった。

韓国映画なのに、韓国語のセリフはものすごく少ない。
出ている人も、ほとんどが日本人。
藤竜也と中谷美紀の個性的なたたずまいが良かったと思う。

ほとんどのセリフを日本語でしゃべるソルギョング。
まさに体を張って気迫も力道山の心意気もよく表現していたと思う。
力でも努力でもどうしようもない状況から、
這い上がって、日本にプロレスを広めた功績はすごいと思う。
でもわたしには、
彼が周囲のひとと離れていってしまう過程がよくわからなかった。
彼の野望に向かっていく強情さゆえなのか、と思うのだが、
やればやるほど、成功の影に反感が出てくるということか。
そのあたりをもう少しわかりやすく描いてほしかった。

史実に基づいてはいるが、
かなり脚色を加えてあるようである。
もしかしたら、ソルギョングの力道山よりも、
はるかに、野望に向かう力がめちゃくちゃに強かったのかもしれない。

力道山が成し遂げた功績はたくさんあるようで、
それは日本人に多大な影響を与えていると思う。
もし、彼がもう少し長生きしていたら、
昭和後半に沸き起こっていたプロレスブームにも、
何かしでかしていただろう。

プロレスが好きなわけじゃないのだが、
あの時代に生きていたなら、
わたしも街頭テレビで雄姿を見てみたかったと思う。
by biancorossa | 2006-03-10 11:09 | 映画