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韓国ドラマが好きになってからのこのごろ


by biancorossa

「氷雨」 in 福岡アジア映画祭

「氷雨」 in 福岡アジア映画祭_a0023480_172659.jpgなぜかわざわざ見に行ってしまった。。。
「福岡アジア映画祭」
「氷雨」(빙우)は、イ・ソンジェ、キム・ハヌル、ソン・スンホン出演の山岳ラブストーリーである。
日本ではこの福岡が初公開となる。

たまたま福岡には知人が何人かいたので、旧知をあたためるという目的を付加して、
福岡まで行ってきた。

アジア映画祭が混雑しそうだと思っていたのだが、
わたしが到着したのは1時間前。すでにたくさんのひとが並んでいた。
そのあと友人が来て
「あなたが見に行くといわなければ、この人波を見ただけでわたしゃかえる」といわれた。
確かに・・・・^^;

そんなわけで、わたしのうしろにも長い列ができ、
会場内は超満員。
昔、小劇場系の演劇を見に行ったとき、ちょうど人気があった劇団で、
よく「階段席」というものが存在したのだが、そんな感じでみな座っていた。
わたしには運良く座席があったのだが。

映画は、英語字幕で見てはいるのだったが、
日本語字幕で細かいところをチェックして、かなりよく理解できたと思う。

映画中のエピソードで、親知らずが「愛の歯」(사랑니)といわれることを知って、
さらに映画を理解できたと思った。

「氷雨」という映画は、山がひとつの背景になっているけれど、
中身としては、一人の女をはさんだ三角関係がのちのち浮き彫りになるというメロである。
で、ソン・スンホンの役回りは、初恋の純愛を貫く男である。
いってみれば、秋の童話のジュンソみたいだといえなくもないが、
彼の純粋さがとても生かされていてとてもよかった。
最後にはこの話が、すべて彼の思い出によって話されている物語なのではないかと思ってしまった。

さて、わざわざ福岡まで行ったりして・・・と思っていたのだが、
映画上映後、監督さんが舞台で「暑い中来てくださってありがとうございます」と挨拶してくださった。この回に予定されていなかったのに。
その監督(キム・ウンスク)は若くて小柄でかわいくて、とてもびっくり。

しかも、会場を出た後、ロビーで監督がなにげなくたたずんでいらして、
びっくりして写真を一緒に撮らせてもらってしまった。
とても感動した。
それにしても、こんなときに気の利いた韓国語を勉強しておくのだったと後悔。
「映画すごくよかったです~~」というつもりで何かいったのだが、
それって伝わったのだろうか・・・疑問。

付加価値の多い映画祭で、大変満足でした。
by biancorossa | 2004-07-13 17:28 | 映画